テキスト2005
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えんじビメレア〈表紙の花V仙渓クレマチス〈3頁の花〉槙子肺脱色のカラlの足元に丸くかためた小花はピメレアと呼ばれている。以前に奮の状態で切枝が輸入されていたが、鉢植で栽培され開花したものが売られていたので鉢から切って使ってじみんちたょう。げピメレアは沈丁花科ヒメレア属の常緑低木で、、オーストラリア、ニュージーランド原産。この白花のほかにピンク色も売られている。枝先に沈丁花のような筒状の小さな花を半球状につける姿が可憐である。青いガラス花器を選び、モンステラ三枚を風にそよぐ姿に使って透明感のある盛花にした。クレマチスの和名「鉄線」は、中国原産の鉄線蓮を略した呼び名で、この品種は室町時代末期に日本に渡来している。仙人草属(クレマチス属)の花は、約三OO種の原種から多くの園芸品種が各国で作られ、切花や鉢植で売られている。古くから日本で栽培されてきた鉄線の本来の開花季は晩春から初夏でその頃が最も強く美しい。ピンクのクレマチスにとり合わせたのはアスチルベ。気温が上がり始めた五月には涼しく能にいけたい。花材クレマチスアスチルベ花器白竹箆3

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