テキスト2005
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しばらアロカシア・ブラックマジック仙粛作散歩の途中見付けたのが、作例の黒い葉、「ブラック・マジック」である。変わった葉、だなと見ながら、その花屋の前を一度は通り過さたのだが、鉢植えなので買っておけば何かに使えるだろうと引き返した。里芋科アロカシア属(不喰芋属)の観葉植物である口業は不喰芋を小さくしたような形だが、どういう理由でこんな色に変化してゆくのだろう。アロカシア属には、緑色の不喰芋や、不喰芋の中には白斑入りのものもある。そして左の絵のような形で葉面が濃緑色のアロカシア・ロンギロパ。アロカシアという名前でよく使われている品種である。とり合わせには、濃い赤色のシクラメンを選んだが、この配色を引き立たせられる花器は、他に思い浮かばなかった。シクラメンは濃赤色だけでは平面的になるので、ピンクの花も低く挿しそえている。ぃ化材アロカシア・ブラック・マ花器菱形文扇壷ジツクシクラメン虹と月楼と・・・「おかあさん、来て、来て、虹が出てる!」人々は、虹に色んな夢を思い描く。その日の朝、健郎は例によってぐずぐずと登校支度。母親のはなはイライラしながら送り出した途端、パタパタと引き返してきて「虹、虹」。はなは一瞬「オクレるじゃないの」と云いそうになったけど、暫く一緒に虹を眺めていてしまったそうである。その日は多分遅刻したのだろうけど、二人にはいい朝だったと思う。今朝、楼子と二人で金閣寺の近くまでぷい用おお足Lしに出かけた。用が終わって両大路に出たが、すぐ前が平野神社。久しぶりに鳥居をくぐると、思いがけなく十月棋が満開であった。幹に「寒棲」と「十月棲」と二枚の札がつけられている。多分「十月楼」が正式名だろうと思うが、私達が「寒棲」としていけているのと同じ楼である。まだ高さは二・五存、幹の太さも六Yほどの若い棲だが、帰り咲きではなく本当の「卜月機」らしい。卜月楼の満開を見たのは二人ともはじめてのことであり、これが私達のいけている寒棲だということを知った。加温して咲かせた切り枝の寒棲より花の色が僅かに縫い。晴れ渡った初冬、あすわもぐち東の北野神社を抜シけl、につ置いきで忘にれ粟。だ餅がを良買いっ朝ただがっタたク。仙粛a11

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