テキスト2004
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とめ投入基本花型⑩垂体留主型の実主材が下へ垂れ下がる姿のものは投入垂体型にいけてその個性をいかす。投入垂体留主型では、主材の大部分が留の位置に垂れ下がり、留の形と真や副の形とのバランスを考える。作例では主材となる花準呆の実を「副、留」に使ったが、枝振りによっては「真、副、留」「副、胴、留」など、留を強調しつつ他の場所にも加え、変化のある花型を作るといい。花海裳は蓄積科・林檎属の落葉低木で、中国原産。四月、長い花柄の先に桃色の花がぶら下がって咲く。花には八重咲きもあり、枝が枝垂れるものや葉に斑の入るものなどがある。花海裳の葉は楕円形で互生する。作例では水揚げの悪い葉をほとんど取り去り実を見せるようにした。実は秋に黄色から暗紅褐色に色付く。花海裳とは別種の実準呆は花が一重で垂れ下がらず、実が大きい。. 6 副主材材菊花2二海t種業5

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