テキスト2004
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かじいちご、ヲかんザ母たち〈叩三、四月頃、白い五弁の花を咲かせた木毒は、六月になると黄色い実ができる。木幕は蓄薮科・木毒属の総称で、大変種類が多い。自生地も熱帯から寒帯まで拡がり、低地にも高山帯まで世界中に分布している。も紅みじ葉日い毒ち本ごに、な苗自わ代生しろ毒しかて、じい熊る幕木、喜構の毒仲、間五は葉幕、苦幕、黄金毒、弘、毒の他にもまだ多くの種類がある。そしてヨーロッパで果樹として栽培されているブラックペリーやラズベリlも木喜属の植物である。木毒属の多くは刺をつけているが私達のいけているのは構毒で、刺がない品種である。構毒は関東から西に四国、九州の沿岸に自生している落葉低木で、いけばなには春の芽生え時から、晩秋の紅葉期まで使われる。作例の壌母は葉が少し大きくなり掌状の葉の形が見えてきている。夏には十Yほどになる。とり合わせの範囲は広いが、大体それぞれの季節の草花を選べば季節感に満ちたいけばなになる。作例では五月になると庭でも咲きはじめる鉄線(クレマチス)をそえ初夏に近付いた感じを表現してみた花材構毒(葦微科・木高属)花器頁の花V(素子作)鉄線(クレマチス)二色二島手耳付花瓶花灯路野外いけばな会場京都東山観光地域一帯出品者桑原和則後期展・八坂の塔前昨年に引き続きお忍見シーズンの前に夜の京都を灯りと花で彩るイベント「京都・花灯路」が開催され、十日間でのべ百七万人が訪れた。は桑原専慶流は聖徳太子創建の法観寺(八坂の塔)前に朱木瓜の生花を展示。花器は丙村徳し二んば郎しら作。八坂の塔はぜひ中に入って心柱が五重体手』貫く様子を見学していただきたい。会期3月ロ日幽|引円同やさかとう10

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