テキスト2004
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リアトリスOF前後である。棒状の花穂は上の花型行型二種挿花器紺色柚練込水盤リアトリスの原産地は、北アメリカの東部から南部にかけての湿った牧草地や沼沢地の周辺に四十二種が自生している菊科リアトリス属の草花である。いけばなによく使われるのはリアトリス・スピカタという品種で花色は淡紅紫色と白の二種の他に青い花をつける変種もある。草丈は大きいものでは一・5伝ほどになるらしいが、切花として売られているのは八方から咲き始めるので、生花の場合長短はつけやすい。殆ど真直に伸、ぴkがった茎は堅くて折れやすいので、あまり深くは援められない。軽く大きな曲がりを真と副につけて正面からの形を整える。花型は真、又は行になるが、留に他の草花をそ、えて地味な花の色と濃い緑の葉をひき立てたい。作例ではクリーム色の小輪番蔽を総園、留、控にそえ、リアトリスの六枝と合わせて九体の行の花型にいけている。他に季節の花として小型のカラl、その他をとり合わせていけることが多い。しんぎょう(仙渓作)6

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