テキスト2004
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あじさいアリウム〈表紙の花〉山紫陽花八百合科葱属(アリウム属)には、野菜として栽培されるものと、花として園芸栽培されているギガンテウム、丹頂(スファエロケフアロン)のような切花として使われる品種がある。ギガンテウムの原産地は中央アジアで、自然開花期は六月である。グロリオlサも百合科の花でアフリカから軌…帯アジアにかけて五種類が分布している。ギガンテウムは花径が二十F、球形の散形花序は十Y以上になる大型の花だが、一般的には茎を高く立てて、その中聞から下部にかけてとり合わせた花をまとめるが、丸い花のかたまりと直線的な花材なので色彩構成に留意したい。花材アリウム・ギガンテウムグロリオlサモンステラ花器鉢植えの種類が豊富になってきたように思う。鉢植えの花は季節の花を自宅で長期間楽しむことができるのと、切り花では手に入らない可憐な草花の生長を身近に見ることができる。作例の紫陽花はヤマアジサイの名前で売られていた。鉢から枝を切りはずして小品花ヘレンド2頁の花〉(素子作)2

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