テキスト2004
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田川5c系統に入るのだろうが、従来の品種よりも向斑の部分が広くて美しい。ただ生花に用いる場合、大葉と中葉は揃うが、枚数を多く使うには小葉がない。上右の五葉のうち、控は葉を割いて使っている。五葉、或いは七葉ぐらいの姿がいを加えると七葉の花型になる。作例は草型の副流しで、副には葉の幅の狭いのを使って軽く左にのぼしている。左の陶筒には直接又配打差かけていけている。略して剣山に挿すよりも花型を整えやすい。(仙渓作)葉蘭花剖真型五葉葉蘭花型草型副流し七葉花器褐色焼締横長鉢作例に使った葉蘭は朝日葉蘭の(仙渓作)花器淡褐色焼締筒型花瓶右の五葉の花型に、真固と総囲右の五葉は鉛の胴輪に又配り、。J幸渓の生活ドキュメントTVを見ていると、そこに暮らす人々は私達よりずっと幸福そうに見える。昔ながらの遊牧生活、山地の棚田を大昔から耕し続け、その円々を愛している。そんな番組を見るたびに、若い頃読んだ「老子」の一節を思い出す。第八十章の「小国謀民」という件である。国は小さくまとめ、足るを知る生活をするという申き・のがその大意である。隣国との往来も求めず、他国の暮らしも羨むこともない。老子は紀元前五世紀の人だが、その頃から中国は戦国時代に入る。そして様々な思想家(諸子百家)の輩出した時期で、後の中国思相γ乞形作る骨格になっている。中国の少数民族の中には、千年もの閉その地に住み続け、同じ暮らしを続けてきた民族もいるらしいが、表情も心情も羨ましいほど幸せそ、つに見、える。一応そうは感じるが、今更私は盤守のような暮らしができる訳ではない。衣食住だけでなく、娯楽も含めて、そんな単調な生活には耐えられない。だがそれが人間本来の暮らしなの、だろう。彼等は発展途上にある民族となっているが宅福さは悠茅上位かもしれない西せ域さや中仙国奥地に住む少数民族JhEげ6 控d付留

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