テキスト2004
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さぴチューリップ花型行型花器真鍛製コンポートこの花器はスイスの田舎の露店で買ったものである。色んな汚れがこびりついていて見すぼらしかったが締麗に拭いてやれば使えそうだつた。そういう汚れは古色ではなく、文字通り汚れでしかないのである。真鎗磨きで丹念にこすればピカピカになるが、それでは値打ちがない。適度の艶に、適度な錆を残すように磨けば、見た目がよくなる。チューリップは日本で昔から栽培されて来た在来種の鉢植えを使った。五本植えの鉢だったが、やや背の高いのから低い菅まで高さが一本一本述、つので点、副、胴、留、控までの割り振りがしやすい。切り花だと高さが一定な上に葉が束にする時割れたりしているので生花には使いにくい。その上大変安価なのである。大きいコンビニの園芸売場ならおそらく五本一鉢が五百円ぐらいなのではないかと思う。鉢から切りとってすぐにいけるので日保ちがいい。おすすめできる花の買い方である。(仙渓作)nu

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