テキスト2004
21/140

かUらE申う水仙花型行型九株いけ花器梅花皮粕水盤水仙は暖地の海岸近くに野生し、千葉県の房総半島の南端や淡路島など水仙の名所になっているところもある。開花期は所によって異なるが、初冬十二月から四月までと永い。私達がいけばなに使、っ水仙は十一月末頃から花屋に出はじめる。京都には越前岬のよく締まった水仙が初冬に初花として送られてくる。その時期の水仙は花は葉より低く、に葉が三枚というのもまじる。その季節には、花は葉より低く組み、いける本数も二株、三株、五株と少ない。一月、二月となると花は葉よりも高く伸び上がるので、そのような出生に合わせていける。作例は二月の出生状態に合わせた花型で、化は葉よりも高くとり、いける本数も多くなり九本にしている。花は真、副、胴、留、控にそれぞれ葉を四枚と組み、内副は葉のみ四枚、副沈み、総園、留沈みには葉のみ三枚を組んでいる。九校の配置一株(仙渓作)7

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る