テキスト2004
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−zh1ぴブlケを作ってもらった時、切り花ホワイトクリスマスベランダで育てている三種類の植木鉢の草花をとり合わせて、クリスマスの飾り花にしてみた。白い木のようなエレモフィラ・ニベアは通称ホワイトツリー。オーストラリア原産で乾燥に強いので私向きの鉢花である。春から円死にかけて薄紫色の花を咲かせてくれるそうで、楽しみに育てている。中心に咲く小さな灯火のよ、つな花はミニ・シクラメンで、小さいけれども存在感のある花だといつも感じている。数年前にヨーロッパの花屋さんでのシクラメンがとり合わされていたことに驚いた。日本ではほとんど切り花では市場に出回らないので、鉢植えの花を切って使うことになるのだが、ミニ・シクラメンのような小さな株ならば、根を包みこんで器にいけ、しばらく飾って楽しんだ後は、又土にもどしている。もとは地中海沿岸に咲く花だが、イスラエルなどの中東には野生のシクラメンが自生している。最近は園芸種のシクラメンにも良い香りの品穂があって、原種に近づく努力がされているのだと閉じ、っ。足元にいけたゼラニウムも又、根付きのまま置いたので、再び上に返して育てている。ゼラニウムには珍〈表紙の花〉棲子作しい黒い業だが、柄え替えると早速濃いピンク色の花が咲きはじめた。最近では錦市場でも食用ホオズキが光られている。作例のホオズキは一昨年、お弟子さんがミラノから持ち帰った実から栂をとり育てられたもので、花が咲き実のついた四十ほどの長さで届けて下さった。私も一緒に旅をしたホテルの部屋に盛られていたフルーツバスケットに入っていたのだが、パクパク残さず食べてしまった私と違い、日本まで持って帰って大切に育てられていたとはつゆ知らず・:有り難く頂戴した。ミニ・コチョウランととり合わせて、ティlポットに飾り毎日ながめていると、次々に花が咲き実も増えていく。どれが実かわかりますか?ヨーロッパでは食べられるホオズキは一般的ということで、以前にもドイツやスウェーデンの果物市場で売られていた一グランド・チェリーとかウインター・チェリーという名だったので、円本のホオズキとは別のものと思っていたが、この食用ホオズキも日本のホオズキと同じく、花の終わった後に専がしだいに発達して果実を包み、紙風船のようになっていく専がへたとして残る植物は多いが、果実そのものを包むのはホオズキの仲間だけである。食用ホオズキ〈2頁の花V機作r2

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