テキスト2004
115/140

名目凶『HmwE−(第三種郵便物認可1985年日月お日)桑原専慶流いけばなテキスト揃号2004年m月l日発行(毎月l回l日発行)桑原専慶流家元発行定価五OO円F2U一\\者名活−WC茶色のセーター仙渓作そろそろ厚手のセーターの季節。服装もこの季節から、深みのある色彩、落ち着いた色の組み合わせが楽しめる。毎年着るのを楽しみにしているセーターがある。アイルランドのアラン烏で手編みされたセーターで、焦げ茶色を基調にしてくすんだ樟色、芥子色、脈脂色、黒色などさまざまな編み方の違う面と色がつぎあわされている。アラン島という小さな島のご婦人が時間をかけて編んだ素朴で頑丈なセーターの深い味わいが気に入っている。いけばなでアラン・セーターのような味わいを表現できないだろうひもか。と思っていたら微妙な色彩の紐鶏頭をみつけた。白い人の形をした陶花器に三種類の紐鶏頭を入れると、ざつくりと編まれた毛糸のワンピースを着ているようにも見える。紐鶏頭は葉鶏頭の仲間で、アマランサスの々宣削で出まわるヒユ科の一年草。インド、熱帯アメリカ、熱帯アフリカの原産で、ギリシャ語で「しおれない」または「花期が長い」とい、っ告咋味のアマラントスからこの名がある。シックな色彩でまとめてもいいが、緑色の茎をもったピンク色のネリネで明るさを加、えた。花材紐鶏頭三種ネ花器人体型向色陶花器からしえんじmODWE−nOBリネ

元のページ  ../index.html#115

このブックを見る