テキスト2003
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アメリカの紫陽花種花材アlティチョーク円本の紫陽花が中国経由でイギリスに渡ってヨーロッパでの栽培がはじまる。そして大型化し花色も豊富になって日本に逆輸入されるようになった。それが西洋紫陽花(ハイドランジア)である。紫陽花は雪の下科に分類されていたが現在では紫陽花科として独立し十七属一七O種が含まれている。そして日本の紫陽花以外にも世界各地に紫陽花属の植物が分布し、一般に落葉、常緑性の低木だが、稀に高木になるもの、或いは蔓性植物となる種類もある。分布域は東アジア、南北アメリカに八十種以上が自生している。作例に使ったのはアメリカ産の紫陽花属の栽培品種でアナベルとよばれている。花は枝先に半球状に咲き、さ卜−近い球状花になる。その後にそえた紫陽花の葉もアメリカ原産種で、柴形が柏の葉に似ているので柏葉紫陽花と名付けられ、鉢植の観葉植物として売られている。アナベルの花はかなり大きいのでとり合わせとして大きさと重量感のある花としてアlティチョークを選んだ。アナベル柏葉紫陽花の葉花器紺色ガラス器島仁、−i、11

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