テキスト2003
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おみなえし白菊花型三種株分けおみなえし千株草型副流し槍扇野の花として、肯来日本人の心に深く刻みつけられているおみなえしは、園芸栽培で肥育されて、大きくなり過ぎたものより、秋草らしい風情の感じられるものを使いたい。作例のおみなえしは高さ六十告ほどで、枝と枝とのk下の間隔も聞きすぎていない。おみなえしは真、副、胴、見越の四役にあて、留、総囲、控には向菊の小型を三本使って、主株は七体にまとめている。子株には槍扇をとり合わせたが、主株のすんなりのび上がった軽やかさと均衡を保つよう花株は真、副のみとし、印刷は葉二枚で形作っている。槍扇は夏の花とはいうものの、一種挿しで五本もいけると大変嵩高くなり、飾る場所によっては暑苦しい感じがする。作例のようなとり合わせで涼をよびたい。花材主株行型もvh−A副兵子株檎2扇き白菊6

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