テキスト2003
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そ・え③真の左前に、副の竜胆を短く加える。副の竜胆の左前に、胴の穂咲七竃を短く加えて花型の左側前方の景色を作る。。胴と留の位置にまたがる形で大きな穂の穂咲七竃を低く短めに出し、その後ろから右前へ低く長く穂咲七竃を加える。この長く出した穂咲七竃が留の主枝となり、花型の大切なポイントとなる。前へ長く張り出させるので、軽やかな姿の穂咲七竃を選ぶ。作例では穂の形が平たいものを使っている。⑬大きくあいた中間の位置に、姫百合を加えて、花型の中心部に彩りを加える。姫百合は、まず立の竜胆の右前に細い姫宵合を立て、その前に太めの姫百合を少し前へ倒して挿す。さらに、右側へも伸びやかさのある姫百合を長めに出して花型が堅くならないよ、つにしている。小さめの姫百合を留のあしらいとして低く右横から見たところ前へ出す。最後に控の位置に花の数が少なめの穂咲七琶を短く加えて奥行きを作る。(4頁の花)竜胆も姫宵合も葉は水をつけた手で優しく拭きながら広げ、折れた葉や汚れた部分を切りとる。穂咲七竃は水揚げのためにも余分な葉を取り去り、最後に空いたところへ挿し直す。前方全一留5

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