テキスト2003
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、予句Lまつつ仁〈るめつつみやま霧島榔燭菊花型草型副流し花器淡青色粕花瓶霧島郷関は別名久留米榔踊ともよばれているが、九州南部の自生種で古くから栽培されている。開花期は悶鑑に−記載された写真撮影日を見ると霧島榔燭が同月下旬。深山霧島鵬鏑だと六月初旬に山腹を覆うように咲いている。そして温室で栽培されているものは、切花として早春から咲いている。生花によく用いられる花材だが、別れ枝が何段もつき、小枝も多い。一見形をまとめられそうに見えるが足元から枝先までの屈曲をよく見定めてから枝どりにかかる。とり合わせとしては、紅色系の鄭践と白蹄蹄の二色挿。或いは他の草花をそえたりもするが、白菊はそえやすい花である。鄭燭の水際をしっかりまとめてから白菊をそえる。7 I

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