テキスト2003
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夏の杜若花型行型三花九株花器モつ毎ばた年、京都上賀茂のあ大おい田まつ神り社へ杜若を見に行く。丁度、葵祭(五月卜五日)の頃が最盛期となるが、今年は五月七日の新聞に、見ごろを迎えているという記事が出ていた。(チェコ)大田神社は上賀茂神社の摂社の一つで、古代から野生の杜若が群生している。「大田の沢の杜店」は国の天然記念物にも指定ふじさbzれ的LてOんいザるいて。いか平ム女末期の歌人、藤原俊成(定家の父)は文治六年(一一九O)次のような歌を賀茂社に奉納している。神山や大田の沢のかきつばた深き頼みぞ色にみゆらむ大田の沢の社有が鮮やかに品一方のない紫色に咲いているのは、賀茂の神への深い帰依心があるからですね。杜若のいけばなは葉を組み直すことで独特の造形美を作るところに難しさと面白みがある。触りすぎず、それでいて美しい姿を追求する心を大切に。稽古を積んで牛命のみなぎる瑞々しい姿にいけたい。和買IJlゼルガラス一崩査3

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