テキスト2003
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いけばなの配色ガーベラは一色でも使えるし、数色とり合わせても違和感なくHを楽しませてくれる花である。ガーベラに限らず菩薮、チューリップ、グラジオラスもそういう一品種で多彩な花である。一作に用いる花の種類はなるだけ少なく、と言っているが、それは同種の花にあてはまらない。この作例では、赤、黄、ピンク、オレンジの四色のガーベラに、その配色をこわさないように白いカラ!と淡緑色のカラーをとり合わせ、緑としてミリオクラダスをそえていよく言っていることだが、いけばなで形は教えやすいが、配色は伝えにくい。黄色のガーベラといっても濃くオレンジ色に近いのから、淡いレモン色の花もあり、肌色のガーベラもある。例えば紫色のアイリスに黄色のガーベラをとり合わせるといってもガーベラの色がレモン色とオレンジ色に近いガーベラとでは与えられる感じがかなりちがってしまう。いけばなは、まず形から入って行くことが多いが、色彩だけは、その微妙な差を円分で感じとってほしい花材ガーベラ同色カラln一色ミリオクラダス紺色コンポート花器ん綻たるも。こなのくよ、う花な瑚プもラ形ンよでく色整彩って上いのる破。10

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