テキスト2003
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牡’丹ん松の立花〈表紙の花V牡丹と獅子の組み合わせは、謡曲「石橋」にあらわれる。寂昭法師(俗名、大江定基)は府へ渡りし兄妹持薩の浄上を訪ね治涼山へやってくるが、そこには巾,尺(二a卜Y)長さ二一卜人〈ふり(約十伝)の苔むした石橋がかかっている。谷の深さは千ょっ千超え、容易には渡れない。そこへ樵の電子が現れて、その橋のことを詳しく語った後、もうすぐよいものが見られるからしばらく待てという。少年が去ると文殊菩薩の愛獣である獅子が現れ、芳香を放ち咲き乱れる牡丹に戯れて舞いはじめる。百獣の王獅子と百花の王牡丹との取り合わせは、いかにも豪華である。能楽で、iwはA牡丹の前で紅’円二頭の獅子が髭を振り同す勇壮な舞となる苦と半開の牡丹を軌に添わせて活ける生花も擦とした晴天しさがあるが、投入なら大輪の牡けを数色とりまぜて華やかに川けたい。獅花器印花文花瓶(近藤豊作)三月の「花・狂号一己で立てた松の立花ま。が舞いそ台・でょ−はqLん茂山千五郎氏が台湾熊谷草を正真に挿してから「子の日」を舞って下さった。〈2頁の花〉和則rrにみたてて五葉松を合わせた。花材牡丹五葉松ι)を和則a2

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