テキスト2003
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主になる花材が横へひろがる花材であれば、花型も横へ傾く斜体型にするのが自然な考え方となる。盛花斜体型の中で斜体真主型というのは、真に重点を置き、真を斜め上方へ高くのぼるように立て、副と胴は軽く力を抜くようにした花型である。その場合、副や胴の水際は軽くつくって花器の水を見せるようにし、反対側の留を右前隅に低く入れて水際の形をととのえる。中間は中央に高くのぼるように挿し、その後万に低く奥深く控を入れて、前後のバランスをとる。真と胴と留を前方へさし出すようにするのがポイントとなる。④斜体真主型盛花基本花型④斜体真主型中間副鐙↑正面銅山骨上から見たところ6

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