テキスト2003
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チョコレート・コスモスとチョコレートの箱〈表紙の花〉白くて堅い茸パリやプリユツセル(ベルギー)の街のチョコレートの老しに舗せ。数えきれないほどの種類が並べられたショウケlスの後ろに締麗なプレゼント刑の箱が飾られている。お客さんは、円分円身の好みと、相手の好みとを考えながら、何種類かのチョコレートを選んで、気に入った箱に詰めてもらっている。私もたまに、そんな店で贈り物を買うが、肝心のチョコレートを選ぶよりも箱選びの方を優先してしまできて、私も時々プレゼントされるが、表紙に使った箱もその一つである。何に使、っともなく書斎の机においておいたのを素子が見付けて、チョコレートコスモスに鉢植えの真赤に熟した伴を.株そえて食卓に飾ってくれた。折り日正しくいけられた内典調のいけばな。ハッとするような創作的ないけばなと比べると、くだけた感じがするかもしれないが、常日頃、身のまわりの物に対する愛着はこういう形で表現されるのだと思う。花材チョコレートコスモス持(鉢植)花器チョコレートの箱〈2頁の花〉、「ノ。日本にもそんな老舗の支店が沢山2

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