テキスト2003
14/143

しきみみやましきみシキミア、。‘ν 花材シキミアは鉢植でも売られている。直径二、ほどの奮が百五十個ほど房状についている。名前は日本の梧からとられた学名だが、このシキミアは梧科の植物ではなく、深山格科の常緑樹でインドから南中国、朝鮮半島から日本にかけて分布している。奮の色が赤と緑の種類は日本産ではなく、おそらく東南アジアの品種だろう。切花としては、長さ三十一yほどで艶のある葉がついている。作例では赤黒いカラl三本を長短をつけて挿し、その下に葉をとったシキミアをマッス状にいけている。赤と緑の粒々は、花とも実とも見えるが、いけ合わせるとかなり変わった趣がでる。花器は明るいブルーを使うこともできるが、ここでは赤いガラス器を使って色の段階の差を作った。シキミアはまだあまり売られていないが輿味のもてる花材なので今後栽培量も多くなるだろう。使うとすれば小品化に大変良い花材ではないかと思う。そしていけてから十円間ほど見ているが変色もせず、形も崩れていなシキミア・レッドシキミア・グリーン濃赤色カラー花器赤と黒のガラス器11

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る