テキスト2003
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九C7副Oしょうひんりつかyfk⑦斜体中間主型盛花基本花型⑦斜体中間主型盛花斜体中間主型は、花型全体の中ほどが、長く前につきでて、前方へのふくらみが強調される。作例には紫蘭を中間に活けたが、格好の良い草物や花物(鉄砲百合、菊、均薬など)を前方へ傾けても良川れ吠、桜花木物もこの花型に活けることがでG。、梅、椿、木瓜などの前方←③左後方の真の位置に低く女郎花を直立させる。真の妄削に真より短く副の女郎花を挿す。。中間の位置に紫蘭を挿し、葉と業がくっつかないように、伸びやかに前方へだす。長細い葉は水で汚れを拭き取り、ゆるやかなカlブをつけておく。③副から胴の位置に桔梗を挿す。桔梗は葉に水をつけながら整え外側へ広げ、多すぎる奮は間引いておく。。紫蘭の足元から低く前方に撫子を加、える。最後に女郎花を控の位置に低く挿し、紫蘭の余った葉も後方へ挿す。手、C’れ0Eここ数年、岡山でのいけばな展に小品花のコーナーが設けられ、一工夫された小さないけばなが人気をよんでいる。先日、当流の泉会主催で小品花研究発表会があり、私も指導に行ったので、小品花のポイントについてまとめておきたい。小品花と一口に言っても色々ある。立花にも小品立花というものがあり、私も何度も活けているが、大変難しく、なかなかいいものは出来・vまた{丞挺で自分のために活ける一輪挿しゃ、来客のときに食器などに活けるもてなしの花も小品花といえる。その花を活けた人のほのぼのとした人柄と、花にこめられた気持が伝わってくる小品花がいい。自分の世界をつくる’これこそ小品花に求められるもので、この「テキスト」にも過去に色々な小品花が掲載されたが、それらをヒントにしながら、自分自身で自分の小品花を生み出していただきたい。いろんな考え方の小品花があっていい。ただ、いいのか迷われた時には次のことを考えてほしい。まず、自分の持っている感性のどの一面を見せたいのか、人に伝えた小品花を考える和則一体何をどう活ければ〆’vEo いのか、そこをよく絞り込んで活けるべきである。それは心に深く残されている季節の一瞬なのか、旅の印象であってもいい。また貴方にとって特別な花や器があれば、そこから考えてもいい。とにかく花にこめて伝えたいメッセージを一つ持つこと。次にそのテーマを表現するための花の取り合わせ、器を考える。花と器が決まれば小さくても印象深い花型を考える。ここではいわゆる基本花型という考え方に縛られず、自分の意図が伝わるスタイルをつくること。自然な茎の動きを生かした花型にするか、花を塊にして造形的な色と形の配置を考えるか。生き生きとした扱い方がされていれば鷲漏に花を短くしてしまうのもいい。花を活かす、いけばなの根本から外れることなく、印象的な花の扱いを考えてほ周りに目を向けて、街で斬新なデザインや美しい色彩に注意したり、山や庭で思いがけない植物の姿を見付けるのもいい。生活用具を工夫して器にしたり、異素材と花を出逢わせたりというのもいいだろう。教科書通りではない貴方自身の小品花を活ける楽しみを味わってほしい。(参考例4頁下)5 •

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