テキスト2002
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右花材アストランチヤカlネーシヨン花器灰白色軸花瓶左花材ベラドンナ合(コツカドlル)花器無色ガラス器ノートルダム小学校の摂子棲子が母校ノlトルダム小学校から講演の依頼を受けた。余程嬉しかったらしい。顔を輝かしてそれを私達に伝えてくれた。小学校の六年間は、その後の人生への様々な想いを育ててくれる深い意味のある年月である。草業して略々三十年。自分の小学生時代どんなことを幼い頭で考えていたのだろうと子供達を演壇の上から眺めると話してあげたいことが次々と止め度なく浮かんでくる、だろう。槙子の一日を横で見ていると、あのことを、こんなことも話してやればいいのにと思うことが沢山ある。家業のいけばなを継ぎ、守り、そして次に伝える。日々の暮らしを美しく整える。京都の良さの自覚口そんなことが撚り合わさって今の棲子ができている。そんな棲子を校長様も担任して下さった先生方も見て下さったそうである。その一日は自分自身を見つめなおす良い機会でもあったと思つ。9

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