テキスト2002
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ひまわり南半球北半球向H葵クッカパラ去年のシクラメン〈3頁の花〉円本とは季節が逆になる南半球のオーストラリア。その南西部のパース州の晩春から初夏(九月l十二月)にかけて、野生の原種カンガルーポl(卜種ほど)が咲くそうである。その頃のパlス州の気温を調べてみると丁度H本の五月から八月に近い。気温だけが開花の目安ではないだろうが、日本での栽培品種は初夏、オーストラリアからの輸入品はH本の晩秋に多くなるようである。カンガルーポlは、その姿なりに高くいけたり、作例のように低くまとめたり色々に使う。この作例の場合、カンガルーポlの後にクツカパラを配して花色を鮮明にしておいて茶色の向H葵を立て命)彩の構成を分している。下部の厚みを利用して向日葵の高さを際立たせたわけである。花材カンガルーポl花器オレンジ色紬花瓶早春に花が終っても、葉は元気に夏を迎えるシクラメン。この葉は小品花によく使う。一緒にいける花は小さく色の締麗な花。作例にはスカピオサを使ったが、ミニパラ:・ETC花材スカピオサ(洋種松虫草)シクラメンの葉花器白色紬小花瓶〈2頁の花VJ一3

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