テキスト2002
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とうだいつつじ真留満天星どうだん花型草型副流し花器灰白色粕水盤満天星と書いて「どうだん」と読む。だが本来は『灯台郷置と書いてそう読んでいたのが靴って「どうだん」になったのだという。灯台といっても港の灯台ではなく、昔宮中で使われていた「結び灯台』に満天星の小枝の分かれ方が似ていたかららしい。だが何故トウダイがドウダンに変わってしまったのだろう。それよりも花をいける私達は、小さい白花が枝一杯に咲き広がった姿からとった満天星と書く方がわかりやすくて親しみがもてる。生花に用いる満天星は枝がよくしまって葉付の多い華麗を使う。山地にも野生している満天星は間伸びしていて形にならない。関燭科の中では携めやすく形をとりよい。5

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