テキスト2002
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すηからす鉄の丸棒で支えられていて武骨な感じだが、花をいけてみると案外優しい感じになる。口の広い摺硝チなので、十文字配りもかけられる。重たい上に三本の足がひろがっているので安定がいい作られたのは多分メキシコか南米だろう。イタリアやチェコで作られた精巧なガラス器と違って気楽に扱えるところがいい。このガラス器には太い枝物でもいけられるが、この作例にはカーネーション三種とピパlナムで季節の花を選んでみた。花型は表紙のガーベラとエピデンドラムの盛花と同様に花器の口もとをカーネーションでかためたがピパlナムは左右斜向に挿している。花器カラコlタスはどういう種属の花かわからないのだが華脊な花弁の形はトルコ桔梗に似ている。この優しい花には大ぶりなものでなくチョコレートコスモスの色と形で大きさがつり合う。そして軽い小葉のユーカリを挿し加えて花型が整う。花材チョコレートコスモス花器飴色紬一属壷花材カーネーションカラコlタス〈ピバlナム鉄製足付花瓶3頁の花Vカラコlタス小丸葉ユーカリ3

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