テキスト2002
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0留0五体行の花型和則伊吹は北半球に広く分布する柏塚伊吹がよく使われる。素直にのびた枝は癖がなく、擦めもよく効くので、生花の基本を稽古するのに良い花材である。又、伊吹のような素直な花材で、生花の花型をしっかり覚えておかないと、他の複雑な枝振りの花材をいけ上げることはできない。枝どりは④図の基本花型を頭に描きながら、真、副、留、胴、控を選び、それぞれの長さに切り、水際の小枝を切り去って、一本ずつ操めて形をつけ、副から順に又配りに止めていく。各役枝の長さの目安は、・真は竹筒の三倍の長さに、水の中に入る長さを加、える・副は竹佑の二倍の長さに、水の中に入る長さを加、える・胴は副より少し短くする0.留は胴より少し短くする0.控は留より少し短くする。次に魚住枝の形を説明すると、・真は少し傾いて立ち上がり(左やや前方)、中程で曲がって右後方へのぼっていく。・副は真の高さの四分の一のところから外側(左やや前万)へひろがっていく。・胴は真の高さの四分の一のところから前方やや左寄りへ出ていく0・留は真の高さの八分の一のところから急角度に曲がって、右やや前方へ這うように出ていく。伊吹の生花国lん槙しのうちの一種で、いけばなには貝@ 6

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