テキスト2002
49/144

くわずいもエピデンドルム花型二種挿花器流れ文白色花鉢エピデンドルムはカトレヤ属に近い蘭で中米、南米の凱掛怖を中心に広く分布していて約七百種ある。花の色や形、作例のように丸くかたまって咲くのや一輪づっ茎に並んでつくのもある。一般に切手として売られているのは下部に葉が互生し、その上に細長い茎が立ち上がって先端に小さい花が丸くかたまって咲く栽培品種である。花色は赤系、黄系、紫系などで、その淡色もある。作例はエピデンドルム三本を、真、副、胴に配し、留、控には斑入り不喰芋の小葉両一枚を使っている。真には茎が長くて湾曲の浅いものを選び、副と胴には其より短かくて湾曲の深いものを使って型をきめる。留と控の二枚の不撃ナは小葉をえらんでいる。水あげもよく色変わりしないが茎は重力のかかる方向に曲がりゃすいので時々修正する。不喰芋ふ10

元のページ  ../index.html#49

このブックを見る