テキスト2002
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さんし申ゆ山菜英花型行型花器胡麻竹寸筒一般に稽古用の花材として花屋に出ている山菜英は行儀よく真直に伸びている。だが庭に植えられている山菜英の成木を見ると様々な形に枝がのびている。私達が花屋で買、?山菜英は台になる古株から毎年のび上がる若枝を二、三年成長させておいて切ったものなのである。そしてそのような山菜英は初歩的な生花の稽十円には良い花材だが何度か山菜夷の稽占を重ねると、もっと複雑な枝振りの山菜英を求めるよ、つになる。作例はその手始めとして、少しだけ癖のある枝を選んでいけた一瓶で、行の花型のうちの行の草型といえる花型である。副の枝は一束の中に入っていた一本の先を切り縮めただけで殆ど携めていない。ややずんぐりした花型になっているが、真直な若枝をいけているよ分の考えが入っている。7

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