テキスト2002
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ここ内ムろくいろいァi(カナダ)で素子へのお土産に六色の丸い入れ子〈表紙の花〉締麗な小笛である。ヴアンクlヴ見つけて下さった六色の入れ子。ボール紙を丸めて六色の紙を貼っただけ、と云ってしまえばそれまでのことかもしれない。だが並べ方を考えて、好みの花をいけてみると生き生きした色艶が輝きはじめる。大袈裟に云えば、小宮はただの小筒ではなくなって生命あるもののように見えてくるのである。並べ方を変え、他の花をいければ又異った表情を見せると関心うが、の場合はやはり百合咲のアンスリュlムでキマリだろうと思、っ。百合の一枚の花片からピンクの花穂がのび上がり、茎は細いがしっかυ一っている。カナダからの御土産だが裏にはメイド・イン・チャイナと記されている。中国の人の色彩感覚で作られたものか、カナダの人のデザインで中国が下請したのかもしれない。ヨーロッパやアメリカの街で、あっ、きれいだなと旧??小物雑貨には中国製が随分多い。私がつい買ってしま?ものの中にも、そんなのがまじっている。気軽に使えて、使って楽しいのが新興産業国のノiブランド品である。花材百合咲アンスリュlム花器紙製小宮2

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