テキスト2002
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びか〈色変わりアマリリスは白からピンク、濃赤色まで様々な品種がある。だが作例に使ったような濃紫紅色で緑が淡いクリーム色の種類があるのははじめて見た。この花色に合いそうなとりム円わせをと並んでいる花を見まわしたが適当な色が見付からない。いい加減な花をそえるぐらいなら花器の色と形でこのアマリリスをひきたてた方がよさそ、つである。選び出した鮮かな赤いガラス器の色と、施いアマリリスの花色との聞には柔らかな色のグリーンの葉で形に特徴のあるものがほしい。築角羊商の葉がよさそ、つである。壌は馴鹿の漢字名だが、ラテン語の学名の窓味を辞書で調べてみると、「平たい、或は広い角」とい、ユ忌味らしい。又英語でも「鹿の角羊歯」とよんでいる。別名を「編こう幅もり蘭ら」んというが植物名の青山味としては「嘆角羊歯の方が広い地域で通川する。作例に使った嬰角羊歯は、この属としては小型の方なので、小品花にも使えそうなまとまりの良い形をしている。そして業裏はやや銀白色を帯びた柔らかな色相である。葉のもっている形に従って逆三角形の花型で左にのびやかに流している。花材濃紫紅色アマリリス築角羊歯花器鮮紅色ガラス鉢び11

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