テキスト2002
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かる0本いけ加えるごとに横配均をかけたり、はずしたりしなければならないのは面倒かもしれないが、各校を正確にいけるためには必要な手順である。留側の五本をいけ終ったら再度しっかり横配りをかけ、留の分かれ目を括り、いけている間に形の乱れた枝の形を整えて予定していた場所に敷板を敷いて飾りつけ、そこで最後に折っていた紐を切り離して終わる。側と留側のバランスと前後のパランをとる役割の枝なので枝先はやや後にかたむけ⑬は卜五日⑪は二卜句。以上が大体の挿して行く順序なのだが横配りを用意しておく。最初に副を挿すが横配りをかけて同定し、次に挿す胴が酬にぴったり添うように癖をなおして横配りをかけて次の副の沈みにかかる。以下同様に一枝づっ挿し進め、真までの六本を挿し終えたら績配りをかけ、真と副の分かれ目の下を括って横配灼手伝ずし、留側をいけにか赤芽柳花型行型十三枝花器胡麻竹寸筒五、六頁の赤芽柳十一枝に胴の沈みと、総聞の沈みの一木を加えた花型である。生花は奇数の枝で構成されるので三枝からはじまり、五、七、九、十、十三、十五と二枝づつふえて行く。枝数の配分は枝の太さや長さによって微妙に変化するが、副と真の先¥品る。スによって考えなければならない。だが赤芽柳や行李柳のような花材の場合は経験上から割り出された枝数の配分は行の花型の場合殆ど一定している。赤芽柳は行の花型だと普通十五本ぐらいまででいけ上がると品よくお又最近の赤芽柳は癖もなく分かれ枝も少ないので、基本的な花型の稽古には向いているが本来の向然の感じは、?すれてきている。とくに草の花型で、寒風の中で赤く染まったこの柳の風情をいけようと思っと、一北旦削の野育ての姿をしている赤芽柳がほしい。自然な曲がりをうまく捉え、五本にも七本にも分かれた小枝の乱れを見せないようにいけ上がるのは気分のいいものである。いけてもいけても中々上達できない花材かもしれなうた申いが倦まず弛まず精丙を続けたい。47

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