テキスト2002
129/144

葉蘭十一葉花型行型先代の古い生花図に十一葉の花型に真に重ね葉を用いた例があったので再現してみた。重ね葉は真より幅のせまい葉を使い、真との高低差をはっきりさせて真ののびkがりをはっきり見せる。この作例では留の沈みに折れ曲がった葉を目立つように挿したので、控は半分胴や総囲の葉にかくれるようにしてみた。この作例の重ね葉の変化形としてA柔を挿すこともある。受葉は重ね葉の位置に、真と受葉の葉表を向い合わせにBの③の葉のように挿すのだが、この場合通常の反りとは反対に葉表の方に向って曲がった葉を用いる。点線で示した⑪のような形の葉だと、真と副の間で納まりの悪い花型となる。5 @@ :Vt_} 点A B

元のページ  ../index.html#129

このブックを見る