テキスト2002
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カlクリゴ以前カiクリゴが一体相科の観葉植物なのかわからなくて、植物辞典で探しまわったことがある。ラテン語のクルクリゴをカ1クリゴと英語読みしていたのでわからなかったのである。和名は金梅笹というが、日本にも自生している小型種もある。作例のカlクリゴはマレーシアに自生しているクルクリゴ・カピトゥラタという品種で、れほどの高さに育っているそうである。日本に輸入され、観葉植物として栽培されるようになってから、かなりの年数を経ているので、花材として珍しいものではないが、普通長さが六卜今以上で、大型盛花向きの葉である。作例に用いたのは三十五立てることもできる。葉色の緑は鮮やかで、葉脈に副って溝がある。そのため葉先まで良い形に大きな湾曲を保っている。この緑に対して、とり合わせる花の色は、白とピンクだけに押さえ、花器は黒褐色の扇壷で花材の色を際立たせるようにしている。しっかりした会厚い花器なので砂利を入れて剣山を置いて花を挿した。派手ではないが明るく締箆な一瓶である。花材胡蝶蘭ネリネ花器黒褐色紬一盛軍カiクリコA11 村ンぐらいのものなので扱いやすく、

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