すすたかのはすすきやはずしい曲線をつくっておくとよい。但し、葉の縁のギザギザで手を切らないように注管ザする。葉に斑の入る薄には、この縞薄が縦に白い線が入るのに対して、横に段々に白い斑の入る鷹の羽薄（矢筈巾も狭く、厚みも薄いので一本では淋しい感じになる。もし鷹の羽薄を使うなら三本程使い、後で不要な葉を切り取るとよい。四頁の投入には縞薄の下に松明花を加えた。松明花は北アメリカ原産の紫蘇科モナルダ属の多生輩。アメリカインディアンがハlプティ！として愛飲していたそうで、柑橘のベルガモットオレンジに似た香りを持つためにベルガモットとも呼ばれている。花の色には赤、ピンク、白、紫系がある。優しい感じの花なので、力強いいけばなには向いていない。五頁の鏡花には縞薄を主材にして唐糸草と桔梗を彩りに加えている。唐糸草は菩薮若昔亦紅属の多生章で日本の本州中部地方の山地にのみ自生する。紫紅色の絹糸のようなものは雄しべで、作例の唐糸草は花の長さがロmもあった。茎の根元近くの葉を別に挿し加えている。花器には白竹で編まれた虎箕を選んだ。二作とも優しいあっさりとした取り合わせで素朴ないけ方だが、縞薄のしっとりとした美しさが全体の雰囲気を高めてくれている。しそからいとそうれもこうとらみばらわ色薄）があるが、縞薄と比べると葉の5
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