テキスト2001
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←レィ・い3ME官U若松とデンドロビュlム・ファレノプシス表紙の南天、白椿、万年青の生花を本床の生花とすると、この若松とデンファレの二種挿生花はどこにでも飾ることができる。若松七本の正式な元旦の生花を崩したいけ万で、若松は作例のように五枝でもいいし、更に三本におさえて溜側に椿や千両、或は水仙をそえることもできる。花型真の行型花持螺銅朱塗角瓶英、菊は士一月に入ると紅葉しはじめ、奮の開花が間もなく始まる。私達がいける突、菊は切花用に栽培されたものだが自生種に近く、他の小菊より上品な感じがする。その上書蔽や蘭・水仙などとの相性のいい初冬の花である。花材突、菊花器二種挿3頁の花〉デンドロビュlム・ファレノプシス(デンファレ)陶肩壷清水保孝作〈2頁の花〉小日開花漆器の産地は日本に沢山あって、それぞれの良さがある。だが私の使いなれているのは京漆である。重過ぎず怪過ぎず、抑制のきいた華やぎがあるので花と合わせやすい。作例には黒と緑の漆塗りの角盆をずらせて重ね、ひろがりと立体感亨』見せた上に溜塗りの角瓶と朱塗りの小椀をのせて胡蝶蘭と千両をいけてみた。黒と緑の角盆(象彦)花器溜塗り角瓶朱塗り小椀葉牡丹は少し野暮臭い花だと思っていた。分厚\て大きな葉が幾重にも重なってぼってりふくらんだ姿はいけてみようという気がおこらない。だが小型種や、半春に茎がのびて花の咲く頃の葉牡丹はいい形になる。そして初冬に入ると小型の葉牡丹は閣芸店だけでなく、花屋にも沢山益んでいる。作例では小型葉牡丹を根洗いして使い、菜の花をそえ蘭の葉をあしらって花型に動きを与えた。花材葉牡丹菜の花シンビジュiムの葉褐色相水盤塗りもの〈4頁の花V和則花材胡蝶蘭千両〈5頁の花〉索、菊〈45

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