テキスト2001
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・0’かしゅ句ほんも人ずさんづきん葉・色・形赤黒い透百合は、花の咲ききるのを待って宵后パに槻ったので、貨色みがかった斑入擬宝珠の葉といい配色になった。透百合は赤、オレンジ、貨の各色をもとにして多数の品種の他に向花槌もあり、殆ど一年山し允られている。例えば「ずさん」は「社撰」と出て擬宝珠の開花は初夏で、その頃には紫色もいい。とくに斑入葉は蝶反を過ぎると日に灼けたり、虫にくわれて使えなくなる。擬宝珠の斑紋には白色斑のものと黄色斑の二種がある。とくに清速いを求める場合には白色斑がよいが配色によっては黄色斑も使える。作例は黄色斑の擬宝珠の葉で、時赤紫色の透百合の強い色をやわらかくひき立てている。葉は斜お下向きの一枚から少しずつ角度を上に向けて重ねるように挿して厚みと前後の奥行をとっている花器は無色透明のガラスに男性と女性の描かれた素子の親友ウルリカ・ヴァリlンの作品である。花材透百合花器棲子は会話の途中で、意味のよくわからないニパ葉や宇が山てくるとすぐにドコモのアIイモ!ドで検索している。擬宝珠貨色斑入り葉金彩ガラス花瓶以前は分厚い辞書をひかなければならなかったので、わからないことがそのままになることが多かったらしい。自分で以前より簡単に調べられるようになったのはいいことである。それからパソコンで文章を作っていて、仮名が漢字に変換されると、くる筈である。新聞などでは仮名で「ずさん」と書かれているが、この三字では本来の意味はわからない。「杜撰」は杜黙の詩に撰ばれた字には律に合わないものが多かったので、いい加減なことを「杜撰」というようになった電子機器で簡単に物を識るということには異論もあるようだが知らずにそのまま語荒が縮小して行くのは更によくない。政送川語で「ケイイ」という一言葉がでてくる。「経緯」のことだが、これはそ、来日いて「いきさつ」と読んでいた。「いきさつ」なら誰にでもわかるが「経緯」だと「敬意」「敬長」「峰易」と同じ発背の語がある。「経緯」は漢語読みしないで、日本語の「いきさつ」と山くからの慣用語を使うべきだろう。現在次から次へと大した意味をなさない流行語が氾濫しているが、これは漢字制限による語葉の縮小も一因ではないのかと思う。豊かな言葉は自分で何とかしなければならない。11

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