テキスト2001
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1985年日川おH)桑原市守慶流いけばなテキスト品目(第−−a純郵便物認可200l年5月1日発行(」WHIm−日発行)桑原単度流家一応発行定価五OO円ケ「ホッホチャン、これあげる」ホ「え、ほんと!」はな「ヘエlッ、それおととい園田のおばあちゃまに買って頂いたばっかりのアギト(仮面ライダl)でしょ。いいの」ケ「ふんlll」このアギトは売り出されたばかりの新製品で健一郎がほしくてたまらなかったものだそうである。素チは成い激した。飾り棚の−番見えやすいところに立てていると、はながまだ健一郎の年頃だった頃が恕い浮かんだり、その頃の白分白身。見つめているうちに、健一郎にとって仮面ライダlは大将さんの節句の)らしいと気付いた。そこで端午の節句の花菖請に仮面ライダl・アギトをとりムuわせてみたくなったのだが、この二つだけでは物起りない。そこでは何かないかと探してもらって山てきたのが健一郎が去年(三才)幼稚園で作った鯉登りである。花をいけることに専念してきた素子の花自姉、息の長い尚品として完成されたアギト。そこに幼い手の作った鯉登り。この三つの聞には大きな落差はあるものの一体化させてみると、それぞれの生きる時代とその社会、生きて行く事に深い興味を感じさせる。健一郎の大将さん(端午

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