テキスト2001
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ベトナムベトナム越南の菊上の作例に使った漆器はんが越南で買ってきて下さったものである。と聞いて、素子は昨年の秋の朝日新聞の記事に『越南人も菊が好きで十一川のハノイは菊一杯で「クク」とよんでいる」と書かれていたのを思い山し、実際に菊がどのように栽培され、飾られているのか凡てきてほしいと頼んで搬ってきてもらったのが下段一一枚のP1共である。菊(家菊)は中国中部で円然交雑したu開花が観賞別に栽府化されたものを基にしている。日本には天千時代(八世紀)に渡来しているが中国では府が栄えていて、越南の北部はその属領内に人つaささんが越南に旅行するている。当然のこととして植物文化も迎え入れられ、その一つとして菊も栽培されるようになったのだろう。円本でも渡来当時は菊を「クク」或は「カク」とよんでいたそうだが文化としての伝播範開の広い花である。さんの軍兵三枚のうち、人の母子だそうだが可愛らしい。さんが越尚に行ったのはったので菊の円−器期は過ぎていたそうだが、下二枚の与点のような飾り方がされている。作例は越南の漆器に合わせていけた盛花である。花材アリウム(斤AH科葱属)持被(パーマネントウェーブ)花持越南産金箔貼角皿上は知月上旬だ4

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