テキスト2001
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大王松は北アメリカの東南部が原りん産地で、松脂をとるための重要な林木である。葉は三本が一組になる三葉性の松で長さは一01二一O句、幼木ではあり、枝先から.τ円本ぐらいが房状に垂れ下がる。いけばなでは、枝先に長く密生した、深く艶やかな緑が他の花材には見られない特色として使われる。大王松は普通の大きさのいけばなでは、枝先の葉の部分を使うので、出生とは逆に立てていけることが多い。そして立てて挿すと長い葉が扇状に開いて形良くまとめることがでとり合わせとして添える花材は一種、或は二種あれば充分で、多くなると形がとりにくく、その上大王松の美点を損な、っ。この作例にそえた赤と白のアマリリスは聞ききっても花径五円ンほどの小型品穐で、白三輪と、赤三輪で、この大王松とつり合いがとれている。又白い花器に対して、赤のアマリリスを下、白いアマリリスを上にするのは当然な配置だろう。他に小型のアンスリユ|ムも一般的なとり合わせで、茎の長さを利用して前後左右にのばすこともできる。花材大王松小型アマリリス(赤白)花器白色紬淡青色文変型花器長Cヲ@。束になった緑の葉五OHンもa10

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