控や留の沈みに使、？小葉は入っていない。その上一把の半分は新葉なので使えない。葉蘭をいける上で重要な約束事は葉の陰陽である。各流で様々な陰陽の定めがあるが、葉を表に向けて見ると、軸の線を中心にして左右どちらか一方の幅が広い。そして軸の線は広い側から狭い側に向かって少しだけ湾曲している。更に葉先は狭い側から広い側に向かって僅かに振れているので、広い側を手前にして真横から見ると葉先だけが表を向く。その葉の性質を知った上でつくり出された約束事として、陰と陽の葉の理想的な使い分けが現在に伝わっているのだが、肝心なことは出生を流麗な姿の中に味わい深く生かすことで、一枚一枚の葉の生い立ちを理解して納得のいく美しさを追求してもらい子」い。現在手に入れられる葉蘭では、良質な葉を大、中、小と揃えた上で更に陰陽を合わせるのは難しい。組み上げて行くその時の花型に合わせて葉を選ぴ、携めたり振ったりして形を整えればよい。作例は花屋の縞葉蘭だが、次回は庭の無地葉蘭を使ってみたい。葉蘭五葉〈五頁の花V6 メ
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