テキスト2001
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』』みちの円十しもろもろふゆがきOO灯、南北一・一二Jもある。尽都御lνよ所八御所(京都御苑)は広さが東西七ここには古くからの京都の庭問樹のおそらくすべて。そしてこんなものまでと川仙うほど多くの野生種の草花が生えている。私の家から大体一、一一キロほどなので散歩に頃合な道程である。苑内の広い砂利道を歩いていると東山に月が昇りはじめたり、梅の香が漂っできたりする。十弁会大きな木の下で蝉の声を聞いているのもいい。そして今時分御所では、と季節を確かめに出かけたりする昨秋は秋が中々終らなかったが、御所の楓はと思って出かけると、やはり卜二月初めまで鮮やかな紅葉だった。出かけたついでに何かに使えそうだと落葉を拾い集めて帰った。落葉色と鮮紫紅色のシクラメン。強いが美しい配色である。水仙ととり合わせるとより明かるくもえる。小型鉢二例にいけ分けて上から落葉をかぶせた季の花である花材シクラメン水仙花器小型鉢枯務葉宇野仁松作日頁の花〉子供の頃必ず−皮は拾い集める木の実である。孫の健一郎も御所で拾ってきてくれた。多分御所に多いすだい椎の同架だろう。私が小学校時代を過ごした六甲山の鑑にも団栗は多かった。背がとくに欲しがったのは襟の団栗で、この実は他の団栗より大きく、いくつかに一つ、富有柿のように扇平なのがあった。これで独楽を作る。竹串を突きさして塩水につけておくと重くなって、独楽合わせすると、相手の独楽を弾き飛ばすことができる。その頃、六甲山の巾腹ぐらいまでは遊び場だったが所々炭焼窯があって擦で木炭が作られていた。晩秋に擦の思芝拾いに行って、温かい窯の横は、独楽に使えそうなのを選り分けるのに良い場所だった。そんな年頃、心の中に紛れ込んだ感覚は無意識の中に沈みこんでしまっているのだろうが消え去りはしない。六甲だけでなく、旅行先で感じとった緒々の情景もどこかに蓄えられている。それが先の人生で何かの役に立っか、或は役に立たないかもしれない。だが子供にはそんなものを蓄、えさせておいてやりたい。とくに成長期には様々な土地の自然と出会わせておくべきだと思う。この貞ができ上がったら、団栗とユーカリのホ凶、そこに出合わせた鼠の話を面白く聞かせてみよう。ど栗そ)れ樫tんとかのノよら実hば撫2、リれの擦もて実の〈いも実12る全、頁。部楢2・どの裏ん実表ぐ紙り椎ト、の(の花団実V11

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