テキスト2001
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あおはだもち町会(第三種郵便物認可1985年日月お日)桑原専慶流いけばなテキスト州号2001年日月1日発行(毎月1回1日発行)桑原専慶流家一冗発行スキキライユlタラホ「二人ともコアラ知ってるでしケ「この前、ホッホチャンと一緒見たやんか。動物園で」暫くこの投入を見ていて、ヶ「このコアラ、ここにすわって何してんの?」ホ「そう、この葉っぱや赤い実、僕よろ食べんしな、と思ってんの」ケ「フlン、なんでや。食べたらええのに」ホ「コアラはね、オーストラリアの動物ゃから、ユーカリの葉しか食べないの」ヶ「そんな、好き嫌い云うたらあかんわ」弟の方を見て、ヶ「ナア、順君そうやろ。」弟はポカンと兄貴の顔を見ている。ホ「健チャン、そんなこと云っていいの。今晩何を残したかな、一五っていい?」健一郎は「そんな、そんな」と大声で笑いながら逃げ出す。私達の子供の頃、どこの動物園に行ってもコアラはいなかった。動物園ではオーストラリアのコアラの存在は知っていても、その頃飼料となるユーカリの木を確保するのが難しかったのだろうか。だが今ではいけばな用に章一に栽よ、つ」定価五OO円アカンナl培されているし、街路樹にもなっている。ひょっとすると日本でコアラを飼えるようになったことについて、いけばなも少しは貢献しているのかもしれない。作例の赤い実をつけているのは鶏科、競属の青膚で北海道から九州まで野生している。同属の梅う抗E擬ど会とよく似た実が生っているが、数は少ない。紅葉ものを二種とり合わせているが丸葉の木と旅先で拾ってきた一枝だが、今頃アメリカ東部ではメlプルやオlクが美しく色付いている。ホッホチャンと健一郎の話によると、実ミなってきたので、木の枝で寝るコアラにも暖かい寝袋が必要なのだそうで、この毛糸の小さな袋をつけてやったということである。花材丸葉の木オlクの紅葉青膚モロッコ産チユイヤlの木筒花器9月29日午後5時放送の毎日放送テレビ番組「みかさっかさj撮影風景。右より星健一郎、はな、順之助

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