テキスト2001
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杜若花型行型真囲葉花器焼締水盤この註石の生花は晩夏の花が終って実を結びかけ、それを追うように初秋の一番花が咲きはじめたころにいけたものである。洛南の城陽市は温かい地下水が豊富に事さ上がるので四季咲種の註右も栽培されている。時たま通りがかりに見ることがあるが、初秋には葉もまだ青々と茂っている。註右は四季をいけわけることのできる花材で、秋は秋の風情を感じられるようにと少し佐びしくいけることになっているが、実際に初秋の状噂亨』見ると元気に咲いている姿を写しとりたくなる。三枚三枚三枚三枚三枚副沈み葉三枚一輪葉五枚胴沈み葉三枚一輪葉五枚留沈み葉二枚二枚撃右にも色々な品種があり、五月頃が開花期だが、その頃の杜若の葉は柔らかくて萎れやすい。だが他の季節にも咲く四季咲は初夏以後細いが強い葉になる好きな花材である。一茎葉内副実一茎葉見越葉一輪葉真実副花胴花留花控葉9

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