テキスト2001
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れuノ、プライ。ウェイトな花床の間、内玄関、路地の奥、その他にも方々に色々な花がいけられている。仕事棺ヨ然なことではあるが、いけられた花にはそれぞれの場がある上の作例は素子の部屋の花で、難しく云えば「プライヴエイトな場を構成する要去になのだろう。ノ曲)を聴き、新聞にも丁寧に目を通し、ゆっくりと仕事のことも考えなければならない大事な私室なのである。いけばなを習うということには色々な意味がふくまれている。伝統的な古典花をいけて、そこから日本古来の円然観を汲みとる。盛花や投入を稽古し、自分の花として見つめていると様々な想いが湧き、それまで気付かなかった世界に入ることもある。だが締麗だなと思った花が手際よくいけられるようになることも、いけばなを習っ大きな意味の一つである。それには真面目に稽古を重ねなければならないが、その努力は美しく報われるのである。その一例としてこの小品花をのせてみたのだが難しく考えず、ムヱまで習ってきたことを素直に、自由に生かせてほしいと回心う。花材トルコ桔梗ドラセナ花器赤色紬草花文ボウルCD(主としてクラシックなピアレースフラワー三和土の水溜、。11

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