テキスト2001
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みもの月桃の飴玉を実片側和で則しぼって包んだような可愛らしい姿の実は月桃の実で、花の後ふくらむ黄緑色の実には筒状の専(小菅)が残っている。やがて黄緑色は黄色からオレンジ色になり、皮がはじけて小さな灰色の種子が現われる。月桃は葉に縞模様の斑が入ったものが花材として出回ることが多いが、花も美しく叫左杏があり、ハワイではレイなどの花飾りに使われる。月桃は生委科、花若術属の多年草で、マレーシア軌帯地域から東アジアの温暖な地域に広〈分布し、高さは3mにもなる。平べったい赤茶色の一崩査に月桃のあお実を二本産立させ、花器の口元に青木を一枝加えて、白いデンファレを.一本出した。そこにもう一穐、焦茶色の実をつけたブルlマウンテングラスと呼ばれる稲穂のような実物を五本足したが、細い茎が実の重みでたわみ、弧を描いているのがおもしろい。実物花材を二種類使うのは、古典花では地伊心しないが、現代いけばなではいろいろと試してみるのもいいシ」回忌つ。花材月桃の実ブル1マウンテングラスデンファレ(’臼)青木花器赤茶色利昼間10

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