テキスト2001
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小型で葉が細長い。とり合わせた丸い球状の花材はスカピオiサ(松虫草)の一種で花の終ったあとにできた実である。色は目立たないが形がはっきりしているので最近よど使われるようになり、ファンタジーと名づけられたりしている。主材として使われることはないが色のはっきりとした花、緑の濃い葉物花材ととり合わせる。花材カラl(ピンク)スカピオlサくわず芋の葉花器黄色紬花瓶私達の生活の中には南アメリカ原産の植物が数多く入りこんでいるのはよく知られている。三頁の花材も三種とも南アメリカが原産地である。そう思ってこの盛花を見ていると花器までインカやメキシコの土器のような感じに見、えてしまう。クッカバラは、里芋科フィロデンドロン属の広葉花材で、同属のセロームを小型化したような葉だが葉柄が長いので様々な形に組み合わせていけることができる。そして深く切れこんだ葉の形を見せるよ、ユ衣を正面に向けていけることが多い。八重咲の向日葵は以前からあったサンゴールドとい、っ高さ一・五1二討になる品種を小型化したような花だが向日葵らしく輝くような黄金色は、他の菊科の花には見られない強南アメリカ〈3頁の花〉4

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