テキスト2000
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つ店た一頁の木能もアイルランドの主都ダプリンで買った品である。意して行ったのだがマlジョラムの花が締麗に咲いていたので、ピクニッにした。だが持って行った色変りの向日葵が、アイルランドの花屋として向日葵にとり合わせたのはレモン、ライム、小粒のライム、木彫の果物等である。私達は、旅先で何か気に入ったものが見付かると、すぐそれに花をいけてみたくなる。ニ頁の黒いボツグウッド、持って帰ってからゆっくりいけてもいいのだが、西叫啓芹のゴlルウェイのホテルについて早々花探しに出かけてしまう。十頁上の写真の北皇民は郊外のダングエア城の城壁である。色々な花を用ク用に持ってきていた果物(赤ピーマン、梨、大リンゴ)を龍に盛るだけは中々質がよかったのでホテルに帰ってからいけ変えてみた盛物である。静養のつもりで出かけても、結局はそんなことで終る。三頁の鉄の蝋燭立て。そして十名前を知っている花と知らない花いけばなのお蔭で花の々笠削を沢山覚えることができた。々宣剛を覚えると自然にその花の特徴も知るようになり、よく似た他の花との違いにも気付くようになる。名前を知らなければ他人同様で親しくはなれない。実際問題としてどこかで美しい花を見て好きになっても、名削を知らなければその花に再会することは難しい。幸いなことに私達はいつも花に触れている。釜明乞覚え、その性格を知り、生態や来歴を知る最も確実な方法なのである。その上でまず基本的な植物の種別を覚、えなければならない。いけばなでは初級から中級、上級へと進む間に私達の周囲の植物の主な種類を知ることができる。そこから同系に属する色々な花の種別。例えば菖蒲科の杜若がどんな花かわかれば同科の花菖蒲、アイリス、檎扇、グラジオラスと次々に知るようになってくる。私はよく植物園に行く。好きな植物園は京都の府立植物園とロンドンのキュlガーデンである。日頁・日頁下の宜其は先日キュlガーデンで右側は前には咲いていなかった「旅人の木」を見上げているところ。左はハエマンサスの白花だが実際の生育条件に近い植えられ方をしているので大変いい勉強になる。繰り返して云うが花の金剛を詳しく覚えればもっと花が好きになるのである。m頁−H頁下段の宣言六〉あやめかさ〈11

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