テキスト2000
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ラパトは緑盛かなリゾート都市。舎の、港に降り立つと実をたわわに付けた榔子の木が出迎えてくれます。特に5月はモロッコの国花である蓄積を主に、嫌々な花に出会えます。そして佐藤大使ご夫妻の笑顔は何よりのおもてなし。料理の準備は公邸の厨房で大使館員の奥様方に手伝っていただきながら、百人分の黒豆、赤飯、蛸豆、味噌汁を作りました。和菓子用の館玉は日本の桜とモロッコのジヤカランダの花色に染め、二百五十個分を計り丸めました。あん−mモロッコモロッコの日本大使館の招請を受け、私と5名の師範(私の料理教室のスタッフでもある)が、日本のいけばなと料理を紹介するため、首都ラパトを訪れました。(5月3日ー7日)日本では、季節のいけばなや料理が、花材や食材、いけ方や調理方法に変化をつけ、盛る器まで楽しむ文化があります。数種類の大量の豆を日本から持参し、様々な日本の豆料理を四季のいけばなと共に披露してきました。地元の市場や花井の栽培地をまわり、モロッコの家庭料理も教わりました。文化交流は見聞を広げるとともに改めて自国の文化を見つめ直すことにもないけばなと京料理桑原棲子ります。河ヶ国の外交官とモロッコの人達に日本文化を紹介し、交流できたことに感謝しています。大使夫人の佐藤由美子様からデモンストレーションの翌日京都の我家に届いたファックスの一部をご紹介します。『プラボl、プラピッシモ!デモンストレーションはお見事の一言。後の試食と和菓子作製にも殆どの方が残られて和菓子づくりに挑戦。皆さん上手に作られるのが意外でした。豆は塩味で食べる食習慣の国で甘い黒豆は口に合わないのではと懸念しておりましたが、好評で、先入観を持つてはいけないのだと反省。皆様口々に「日本文化の紹介で締麗なお花を見せて頂いたり、日本の伝統行事のお話が聞けて楽しかった。私達モロッコ人が見過ごしている食材でこんなに洗練された料理ができることを教えて頂いたのが一番良かった。」仰っていました。棲子先生をはじめ皆様大活躍でした。』いよいよ始まったデモンストレーション。進行していくにつれ予想以上に喜んで下さっているのに驚きました。私達は外国の文化に目を奪われがちですが、私達の文化も他同の人の心を捕えるということを実感いたしました。向隠元豆の簡に小麦粉を混ぜて蒸し、色付けしたもので簡を包み、手で花の形にしていきます。多くのモロッコの方(男性も)や他国の大使夫人、日本のスタッフの皆様も一緒になってつくって食べて下さいました。大成功!①佐藤大使御夫妻と棋子副家元。②温かいお力添えを頂いた大使館関係の皆様と。前列右から2人目は加藤書記官夫人、後列左端は赤岡館員、お二人には特にお世話になりました。後列中央は科理助手のサンデシユ氏。①花材食材調達中。モロッコの蛸も。@百人分の調理。鍋は二人でヨイショ。①持参した青竹に若松。日本のお正月。①試食タイム。和菓子作りに挑戦。9 とみ棲花カ接合子屋リ採花せ先の、集材リ生花葉。調スはと牡海?:達トあ道7て芋うはをつ端グ、栽作とでらガ培成い採らl園さうっ;Lベのれ間た込ラ畑まに前r毛、でし15もぺ柘?門た杯加南摘iら。分え天、鋲のて等ユで組、々ll立

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