テキスト2000
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きりんぎくゅりあぜ五Zぼリアトリス擬宝珠の葉花型行型花器洋食器深皿リアトリスは北アメリカ東部が原産地の多年草で、色あるいは白色の小花が茎の上から下へ咲いていく。穂状の花の姿から願麟菊とも呼ばれるが、分類は菊科、百合前属(リアトリス属)になっている。日本には昭和の初めごろに人り、和則二種挿6月から7月、桃いけばなにもよく使われてきた花材だが、この季節には海外でもよく見かける花なので、いけばなセミナーでも何度か教材にしたことがある。特にリアトリスで生せい花かをいけると茎の線がはっきりしているので、生花の基本的な構成を説明しやすい。り去って足元が太くならないようにまた、飾って楽しむには、リアトリスを真(序)副(破)側に使って、留(急)側には緑の面のあるものを添える二種挿しにした万が、うるおいを感じられる。リアトリスは1本づっ長さを決めたら水際の葉や昔をきれいに取り去る。次に水揚げが悪くならないように優しく捺めていく。隣りあう茎がくっつくところの葉と奮を互いに取止めていく。留側の擬宝珠の葉は斑入りのものリスの茎にできるだけ寄せて止める。を3枚使い、こちらも足元をリアト擬宝珠はもともとH本や朝鮮半色向、中国東部などの山野に自生する東アジアの植物だが、現在では欧米のガlデニングによど使われているので、旅先でのいけばな花材の一つになる機会が多い花材となっている。し6

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